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 2017年8月19日から25日の7日間、台湾の新北市新店区にある中國文化大學・華林実験林場において、学部生を対象とした国際合同実習(International Joint Course: Field Biology)を行いました。2回目となる今回は、琉球大学理学部生物系から学生13名、教員2名(伊澤・傳田)、TA1名(小林博士)、中國文化大學自然科学部生命科学系から学生11名、教員2名(Liao先生、Chen先生)、TA3名(Cheng君、Hsieh君、Yehさん)が参加しました。

2017年8月19日(土)〜22日(火):いざ台湾へ、そして華林実験林場で
 19日、台湾に到着した学生達は、すぐに5つのチームに分かれ、空港を後にしました。夕方4時に華林実験林場に集合するまでは自由時間。台湾と日本の学生が親睦を深める、大事な時間です。


空港到着後にまずグループ分け


華林実験林場で歓迎会

 翌20日の午前中は講義。Liao先生による台湾北部の植生の話を皮切りに、国立嘉義大学から応援に駆けつけてくれたLu先生による花粉の話、中國文化大學のHsieh博士による昆虫の話、などなど。午後は、今回のテーマ Who bring pollen of this flower? について方法の説明を聞いた後、グループごとに対象の植物を決め、花や訪花昆虫の観察を開始しました。いよいよ実習のスタートです。夜には野外観察会も行いました。


Liao先生による講義


野外で訪花動物の観察


室内で花や昆虫の観察


夜の観察会

 20日の好天とは打って変わり、21日は台風の影響で時折激しく雨が降る悪天候。雨の合間を縫って野外観察をしながら、採集した昆虫の同定や、花粉の観察、インターバル撮影データの解析などを行いました。22日は早めに中國文化大學に戻り、データ整理と発表会に向けた準備を行いました。どのように話を組み立てるか、どんな議論を行うか。学生達も、この時ばかりは真剣(?)な表情です。緊張した作業が続く中、夜には伊澤先生達が華林実験林場に仕掛けていた自動撮影カメラの映像を見せてもらいました。なんと7種類もの哺乳動物が撮影されており、改めて台湾の生物多様性の高さに驚かされました。



真剣な表情でデータ整理が続く

 

2017年8月23日(水)〜25日(金):プレゼン、亀山島、そしてさよなら
 23日午後、いよいよ発表会の時が来ました。どのチームも全力を尽くしてのプレゼンです。発表後には質問も多く飛び出し、活発な発表会となりました。そのご褒美というわけではないですが、この日の夜は自由時間。学生達は連れ立って夜市に出かけ、とても楽しい時間を過ごしたようです。


グループ1


グループ2


グループ3


グループ4


グループ5


会場からは多くの厳しい(?)質問が…

 翌24日は宜蘭県の烏石港からボートに乗り、亀山島を訪れました。1時間ほどの短い滞在でしたが、島の歴史や自然などについて説明を受け、楽しい時間を過ごすことができました。次に訪れた博物館では興味深い展示を観覧し、充実した時間を過ごしました。このツアーを実施するにあたっては、大変多くの方々のお世話になったとのことです。関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。


いざ亀山島へ


“亀の尾”付近から台湾本島を望む

 大学に帰り着いたのは夕方4時。今日はさよならパーティーです。パーティーの最初に、修了証書の授与と、昨日行った発表の優秀賞の表彰が行われました。賞をもらったチームの皆さん、おめでとうございました。残念ながら賞に漏れたチームも、素晴らしい発表でした。パーティー本番では、台湾と日本の学生が食事をしながら語り合う姿に、この実習の成果を実感することができました。また、昨年の実習に参加した学生や、これまでにお世話になった先生達が訪ねてきてくれたことも、この実習の締めくくりに花を添えてくれました。

 実習最終日。飛行機の時間までは自由時間。楽しさのあまりか集合時間に遅れて怒られてしまいましたが、無事に予定していた日程を終了することができました。次回は沖縄開催する予定です。どんな実習になるのか、どんな学生が参加するのか、今から楽しみです。今度は沖縄で会いましょう!

4カ国5大学合同の野外実習が沖縄で実施されました(7月28日〜8月6日)。
今年は本学がホスト大学を務め、6名の大学院生(海洋自然科学専攻、海洋環境学専攻)が参加しています。
他の参加大学は 國立台湾大學(台湾)、東海大學(台湾)、Prince of Songkla大学(タイ)、ボゴール農業大学(インドネシア)です。
本実習は英語を母国語としない4カ国の大学生・大学院生が英語でコミュニケーションをとりながら協力して実習課題に取り組むもので、来年度は台湾で実施される予定です。

 

実習参加者の集合写真(風樹館)

 

ナイトウォーク(西原キャンパス)

 

名護岳で植生の観察

 

瀬底研究施設でサンゴの観察

 

海藻の色素分析

去る2017年7月15日(土曜日)に開催された琉球大学オープンキャンパスにおいて、午前に行われた理学部説明会に続き、午後には理学部体験ツアーが開催されました。

生物系では、“サンゴ礁魚類の不思議を読み解こう!”(竹村明洋)、“地球の生物多様性パターンの探求:基礎研究をもとにして生物保全を考える”(久保田康裕)、“黒船と沖縄の生物学”(山崎秀雄)、“在学生との懇談会” を行い、多くの方にご来場いただきました。心より感謝申し上げます。

 

サンゴ礁魚類の不思議を読み解こう!(竹村明洋)

地球の生物多様性パターンの探求:基礎研究をもとにして生物保全を考える(久保田康裕)

黒船と沖縄の生物学(山崎秀雄)

在学生との懇談会

第5回千原キャンパス生物写真コンテスト」の審査が終了しました。このコンテストは、琉球大学千原キャンパスで見られる生き物を対象にした、生物系の学生による生物写真コンクールです。今回は11名の学生から20作品の応募がありました。これらの中から、最優秀賞1点、優秀賞5点、入選4点が選出されました。これらの入賞10作品を理427室前の特設掲示板に展示してありますので、みなさん是非一度御覧ください。

琉大キャンパス Biodiversity マラソン実行委員会

原村 隆司 先生(京都大学白眉センター)を講師にお招きして、
講演会「沖縄本島北部に生息するリュウキュウカジカガエルの塩分への適応行動」を開催します。

ふるってご参加ください。

日時:1月18日(水曜日)13:00〜
場所:理学部棟114教室

お問い合わせは
伊澤 雅子(izawa[at]sci.u-ryukyu.ac.jp)
まで。

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Biodiversity マラソン「第5回 千原キャンパス生物写真コンテスト」に関するお知らせです。
11月25日が写真応募の締切日でしたが、締切日を以下のとおり延期いたします。

2016年12月16日(金) 17:00

応募方法に変更はありません。
できるだけ多くの学生さんからの応募をお待ちしています。

琉大キャンパス Biodiversity マラソン実行委員会

「生物塾」は、生物系1、 2年次の学生さんたちに研究活動を体験してもらう企画です。4年次、M1、M2 の先輩たちがリーダーとして、一緒に研究プロジェクトを進めます。昨年度に引き続き、2016年の生物塾についても成果発表会を開催いたします。学部生、院生の皆さんの参加をお待ちしております。

日時
11/25(金)5限

場所
理学部114室

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大分県佐伯市蒲江はウジルカンダ(マメ科)の分布北限で、生育地の一部は県指定の天然記念物になっています。蒲江の地名を取って、当地ではカマエカズラとも呼ばれています。2011年より小林峻氏(博士後期課程3年)らの研究チームが琉球列島の個体群との比較のためにウジルカンダの生態調査を継続してきました。その中で佐伯鶴城高校科学部との交流が始まりました。ウジルカンダの奇妙な生態に興味を持った同部の米田幸誠君(2年生)は、顧問の清水美記先生の指導のもと、科学部の仲間達とともにウジルカンダの花・葉・種子の特徴について調査を行っています。この度、科学部のメンバーがウジルカンダについての研究成果を日本科学教育学会第40回大分大会で発表することになったため、2016年8月4日に佐伯鶴城高校を訪れ、発表内容について意見交換を行ってきました。科学部の部員達は土日も夏休みも毎日ウジルカンダの実験に熱中しています。新しい事が知りたい、わかったという楽しさにあふれた眼差しはとても素敵でした。

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試作したポスターの前で記念撮影

(左から本学の傳田教授、伊澤教授、小林氏、佐伯鶴城高校米田君、清水先生)

2016年7月30日(土曜日)、琉球大学公開講座「敵か味方か!利用しあう動物と植物」を実施しました(担当:伊澤雅子・傳田哲郎、手伝い:小林峻・新垣昇吾)。朝からの悪天候もあって当日キャンセルもありましたが、3名(うち小学生1名)の方が雷雨にもめげず参加してくださいました。クサトベラの送粉と種子散布の話を中心に、室内での講義と観察、野外での調査体験を行い、動物と植物の不思議な関係について学んでいただきました。

 

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まずは部屋の中でいろいろとお勉強です

 

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 野外にカメラをセットして花にくる虫を観察

 

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自分たちでセットしたカメラには多くの訪花昆虫が写っていました

海洋自然科学科生物系では、琉大キャンパスBiodiversiryマラソン『第5回 千原キャンパス生物写真コンテスト』を実施します。千原キャンパスで見られる生き物を対象にした、生物系の学生による生物写真コンクールです。千原キャンパス内で撮影した写真であれば、撮影年、季節は問いません。

1眼レフのカメラが無くても大丈夫!これまでのコンテストで入選した作品の中には、コンパクトデジタルカメラや携帯電話のカメラで撮影されたものも多く含まれています。

応募に関する詳細は、共1-306室、理528室前に設置している応募要項で確認してください。応募要項は、下記のサイトからダウンロードもできます。学生の皆さんの積極的な参加をお待ちしています!!

2016 琉大キャンパス Biodiversity マラソン実行委員会
小林峻・野澤文人・名護玲奈・新垣昇吾・伊澤雅子・傳田哲郎

 

第5回写真展応募要項をダウンロード(PDF)

 

第5回写真展ポスター

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