2017年度・生物学野外実習(西表島)をおこないました(2017年6月23日〜28日)

2017年7月3日

2017年6月23日から28日にかけての6日間、西表島で生物学野外実習をおこないました。梅雨明けの抜けるような青空のもと、暑さには苦しめられましたが、事故もなく無事日程を終えることができました。実習中は、砂浜、マングローブ、山地、渓流など、様々な場所に出かけて豊かな自然に触れ、西表島でしか見られない貴重な生物にも数多く出会いました。限られた日数ではありましたが、参加した学生達は充実した時間を過ごせたのではないかと思います。

今回の実習は、琉球大学COC事業の地域志向教育推進経費の補助を受けて実施されました。このため、生物の観察に加え、人間の営みと自然環境の関わりという観点から、地域が抱える問題についても考えました。また、網取にある東海大学沖縄地域研究センターを訪問し、島の歴史や文化についても貴重な話を伺いました。東海大学の皆さんには、この場を借りて改めて御礼申し上げます。

 


マングローブ内の道無き道を進んで辿り着いたニッパヤシの群落


多くの生物がロードキルの犠牲になっています。西表島を代表する生物、
特別天然記念物のイリオモテヤマネコも例外ではありません。


南風見田の海岸では漂着ゴミの多さを実感し、改めてゴミ問題について考えさせられました。


網取にある東海大学沖縄地域研究センターでは、網取周辺の自然や、
廃村になった網取集落の話など、貴重で興味深い話を伺うことができました。


夜間におこなったライトトラップ。夜遅くまで捕まえた昆虫の種名を調べました。


浦内川のカンピレーの滝では、河川の魚類や渓流沿いの植物について学びました。


この実習で学んだことをきっかけに、ますます生物への興味が深まることを期待します!

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