最近の論文から:色素体の新たな増殖様式の発見

2025年7月9日

生物系の伊藤竜一准教授と上智大学、理化学研究所の研究者による共同研究の成果が、2024年9月に原著論文として発表され、それに続いて、2025年6月、実験プロトコールと解説を含めた研究成果が学術誌3報に掲載されました。

植物細胞において光合成を担う「葉緑体」、デンプンを合成し貯め込む「アミロプラスト」などは「色素体」と総称され、植物の生命機能に不可欠であるばかりでなく、食糧(作物)生産という経済的観点からも重要な細胞小器官です。従来、主に葉緑体についての研究から、色素体は二分裂または多分裂によって増殖するとされてきました。本研究で新規に確立されたアミロプラスト増殖解析系により、色素体から伸長する管状構造(ストロミュール)を介した新たな増殖様式の存在が示唆されました。

詳しくは、本学プレスリリース(2025年7月9日付)をご参照ください。

琉球大学公式ウェブサイト プレスリリース:https://www.u-ryukyu.ac.jp/news/68984/

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