2025年8月26日
⽣物系では毎年、さまざまな公開講座を実施しています。
2025年度は8月23日に理学部教室における座学と、磯歩き観察と解説を組み合わせた講座を実施しました。
今年度は教員3名(中村・田中・⼩枝)が講師を担当し、⼩・中学⽣6名と保護者4名が受講しました。
当日午前中はキャンパス内の114教室にて、沖縄の藻類についての講義、サンゴ生物学、サンゴ礁生態系の基礎についての座学とともに、生きた稚サンゴポリプや骨格などを実際に手に取って観察し、午後からは糸満市の大度海岸を訪問して⽣物観察と解説がおこなわれました。
おりしも、沖縄尚学高等学校の甲子園決勝戦の時間と重なってしまいましたが、大学から大度海岸への移動途中で試合終了となり、全参加者や現地の方々と優勝を祝いながらの磯観察実施となりました。
参加者は、普段意識しない身近な場所でもあるサンゴ礁イノーの豊かな生物に直接触れながら、そこに生きるサンゴや棘⽪動物(数種のナマコやウデフリクモヒトデ、ナガウニなど)や、色鮮やかなタイドプールの魚類に加え、シャコなどの生態や特徴を学びながら、好きな生物を発見する良い機会になったとのことです。