2018年8月3日
7月23日〜8月1日 生物系の大学院生(5名)と教員(2名)が台湾・インドネシア・タイの4大学と本学が合同で実施している野外実習に参加しました。今年の実習は台湾の2大学が主催し、台湾の緑島と福山植物園で行われました。講義実習は全て英語で進められ、4カ国の学生が協力して課題に取り組みました。
緑島のタイドプールで見つかった不明種について議論する学生たち
早朝バードウォッチングをおこなう参加学生たち
緑島の台湾中央研究院海洋研究所での集合写真
福山植物園の山中で行動実験に用いるクモの巣を探す学生
採取した植物がCAM植物かどうかを判定する為に、組織混濁液の滴定をおこなう学生たち
2018年5月1日
生物系では,1年次の必修科目「基礎ゼミ I」の一環として,安全教育の講習を実施しています.この講習では,「室内実験」,「陸域(山林)」,「海域」の3カテゴリーに関して,応急処置や危険生物への対処などの安全管理を学びます.今年はゴールデンウィーク開始前日の4月27日(金)の開催となりました.大学での実験・実習はもちろんのこと,休日のヤンバル散策やダイビングなどの課外活動も安全に実施してほしいという願いから,例年この時期に実施しています.
室内実験の安全講習
陸域の安全講習:どんな服装がよい?
ハブを実物で確認(もちろん死んでます)
ヤンバル歩き必携の通称「ハブキット」.毒吸い出し器です
2018年3月28日
中國文化大學との国際合同実習説明会の案内
本実習(進化生態学特別実験IV)は台湾の中國文化大學と合同で行う学部生(2〜4年生)対象の国際教育プログラムです。2018年9月2日(日)〜 9月8日(土)の7日間、沖縄(琉球大学・与那フィールド)での実習とヤンバル周辺でのエクスカーションを予定しています。登録に先立って、2018年4月10日(火)12:00より、理528室で説明会を行います。受講希望者は必ず参加してください。やむを得ず説明会に参加できない場合は、事前に伊澤か傳田まで連絡してください。
2018年2月27日
中村宗一教授の退職にあたり,以下の通り最終講義を開催いたします.
多数の皆様の御来聴を心よりお待ちしております.
2018年3月2日(金)14:40 〜 16:00
理系複合棟 102号室
演題「これまでを振り返って」
2018年2月25日
2018年2月22日、平成29年度海洋自然科学科生物系の卒業研究発表会が大学会館3階で開催されました。
今年は総勢47名の学生がポスター発表を行い、それぞれ、工夫を凝らしたポスターの前で
1年半に渡る研究の成果を、生物系教員や学生さん、研究員の方々に向けて発表しました。
ポスター発表の様子
2018年2月20日
生物系の2017年度卒業研究発表会が下記の日程で開催されます。
1〜3年生の皆さんもぜひご参加ください。
2月22日(木曜日)大学会館 3階、午前の部 9:30 〜 12:30、午後の部 13:30 〜 15:30
2018年2月20日
大学院理工学研究科海洋自然科学専攻生物系の2017年度修士論文発表会(最終試験)が開催されました。今年度は発表者多数のため2会場に分かれての開催となりましたが,両会場とも活発な質疑応答がなされました。
今回の発表会では,パラオからの留学生で,SATREPSプロジェクトでのJICA留学生(Otto Evelyn Ikelau Ruciさん)が「An evaluation of the imapct of sewage dispersal on Coral reefs, a case study in Malakal Bay, Palau」(下水排出によるサンゴ礁への影響評価:パラオ、マラカル湾での事例研究)とのタイトルで修士研究の発表を行いました。
Otto Evelyn Ikelau Ruciさんの発表
環境省が主催する「国際サンゴ礁年2018オープニングシンポジウム」に,生物系の栗原晴子助教がパネリストとして登壇しました.
詳しくは下記を御覧ください.
2018年1月10日
Biodiversity マラソン「第6回 千原キャンパス生物写真コンテスト」に関するお知らせです。
1月5日が写真応募の締切日でしたが、以下の通り延期いたします。
2018年2月2日(金)17:00
応募方法に変更はありません(応募要項のPDFをご参照ください)。
できるだけ多くの学生さんからの応募をお待ちしています。
琉大キャンパス Biodiversity マラソン実行委員会
2017年12月21日
ノーベル生理学・医学賞を2001年に受賞されたティム・ハント先生(Sir Tim Hunt, FMedSc, FRS)の特別講演が、平成29年12月14日に理系複合棟で行われました。琉球大学の若者向けに「Seeing something impossible: Stumbling on the secret of the cell division」の題目で、科学の面白さと発見の歴史についての講演が行われました。当日は、理学部の生物系一年次学生も参加して、さながら、ノーベル賞受賞者による「琉大白熱サイエンス講義」となりました。講演後の質疑も全て英語で行われ、貴重な国際ハイスタンダード講義となりました。最後に、琉大の科学を目指す若者にメッセージを残されました。
”Keep your eyes on the horizon, but your feet on the ground”
Sir Tim Hunt
14th December 2017
講演中のハント先生
受講生からの質問を受けるハント先生
琉大生へのメッセージ
講演後に行われた学生との懇談会
ティム・ハント先生(Sir Tim Hunt, FMedSci, FRS)は、1943年生まれのイギリスの生化学者です。ウニの細胞周期と同期して増減するタンパク質を見いだし、これを1983年にサイクリン(cyclin)と命名されました。その後、サイクリンはリン酸化酵素(キナーゼ)と複合体を形成して細胞周期を制御していることが証明されました。これが多くの生物で共通の細胞周期制御のメカニズムであることがわかり、細胞学、生化学を中心とした生物学全体の発展に大きく貢献されました。サイクリン発見の業績により、Leland HartwellとSir Paul Nurseとともに、「Discoveries of key regulators of the cell cycle(細胞周期の制御因子の発見)」の功績によって2001年にノーベル生理学・医学賞を受賞されました。
略歴
1943年 イギリス、ネストン生まれ
1964年 ケンブリッジ大学卒
1968年 ケンブリッジ大学博士課程修了
1991年 英国癌研究基金クレラ・ホール研究所
2002年 Cancer Research UK
受賞歴等
1978年 欧州分子生物学機構(EMBO)会員
1991年 王立協会会員(FRS, Fellow of the Royal Society)
1998年 英国医学院会員(FMedSci, Fellow of the UK’s Academy of Medical Sciences)
1999年 米国科学アカデミー外国人会員
2001年 ノーベル生理学・医学賞
2006年 ロイヤル・メダル