最近の論文から:ハダカゾウクラゲから新規の光反射構造を発見

2022年11月1日

生物系の広瀬裕一教授と北見工業大学、産業技術総合研究所、東海大学の研究者による共同研究の成果が、オープンアクセスの国際学術誌「PeerJ」に掲載されました(10月28日付) 。

本研究は、透明な体をもつ巻貝であるハダカゾウクラゲが、薄層状の細胞の多層構造によって白色光を反射することを明らかにしました。この新発見の仕組みによって、ハダカゾウクラゲは海中の天敵や獲物から「姿を消している」と考えられます。

詳しくは、下記の記事をご参照ください。

琉球大学公式ウェブサイトでの紹介記事:https://www.u-ryukyu.ac.jp/news/38974/


<論文情報>
 
タイトル:Stack of cellular lamellae forms a silvered cortex to conceal the opaque organ in a transparent gastropod in epipelagic habitat
(和訳)細胞性多層構造による銀色の皮質が表層で暮らす透明な巻貝の不透明な器官を隠す
 
雑誌名:PeerJ
 
著者:Daisuke Sakai, Jun Nishikawa, Hiroshi Kakiuchida, Euichi Hirose*
[酒井大輔(北見工業大学)、西川淳(東海大学)、垣内田洋(産業技術総合研究所)、広瀬裕一(琉球大学)*]
* Corresponding author(責任著者)
 
DOI:10.7717/peerj.14284
 
URL:https://peerj.com/articles/14284

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